訪問看護の物品って何があるの?現役訪問看護師が持ち歩いているグッズを大公開!!

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もも
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訪問看護って、在宅に医療用の物品があるわけではないからどうやって看護するんだろう…。

同僚
同僚

まさか、必要なものを全部持って行っているの?

利用者さんのところへ訪問すると、必ずと言っていいほどまぁー大きな荷物持って!と荷物の多さに驚かれてしまいます。

大手検索サイトGoogleで「訪問看護 荷物」で画像検索すると様々な荷物が!

自転車で移動する訪問看護ステーションでは移動に便利で、自転車のカゴに入るバッグタイプを使用しているかもしれません。

私が勤めているところは車移動なので、現在はショッピングかごのようなものを使用しています。
以前はガバっと開くバッグタイプのものを使っていたようなのですが、使い勝手が悪いとのことで現在はかごタイプでお試し中とです。

今回は、私が訪問するときに持ち歩いているグッズをご紹介します。

myuri
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みなさんこんにちは。

現役看護師&2児母のみゅーりです!

  • 2021年から訪問看護師
  • それまでは数カ所の総合病院で勤務
  • 加えて現在は臨床心理系の大学院在籍
  • 脳外科、整形外科、循環器科、消化器内科の経験長め
  • 一年だけ大学教員の経験あり
  • 姉弟の二人育児中のワーママ

病院勤務と訪問看護師の違いや、訪問看護師ならでは悩み、育児などなど、
皆さんのお役に立てる情報を紹介していきます!

訪問看護で持ち歩くグッズ

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普段はこのようにすべてのグッズを一つのかごに入れて持ち歩いています。かごごと車に積んで、利用者さんのところへ到着したらこのまま持ってお邪魔します。

myuri
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整理整頓下手が露呈している見た目になっていますね…。

一応これでも整理しているのですが、ぐちゃぐちゃですね。

主なグッズを紹介していきます。

状態観察セット

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体温計

体温計は普通に脇に挟むタイプと、非接触型を持ち歩いています。
状態が変わらない方であれば非接触型を、発熱など体調が悪い方はしっかりと測定できる脇の下に挟むの体温計を使っています。

血圧計

手首に巻いて測定できるものです。自動血圧計は簡便でいいですね。持ち歩くのでコンパクトなものを選んでいます。

パルスオキシメーター

今はニュースでよく聞くかもしれません。血中酸素飽和度を測定する機械です。クリップ型で指先に挟んで測定します。

聴診器

これは皆さんご存じですね。胸の音を聞いたり、お腹の音を聞いたりします。透析中の方はシャント音の確認も欠かせません。

訪問看護記録用紙

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その名の通り、訪問看護の記録用紙です。

これも様々なタイプがあると思いますが、うちのステーションで採用しているのはA4縦長、複写タイプです。
原本はステーション保管複写は利用者さんの保管にしています。

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記録用紙はバインダーに挟んで記録するのですが、私はたためるバインダーを使用してすぐに記録内容を保護できるようにしています。

利用者さんご本人の場合はお渡しするので良いのですが、他の利用者さんの記録はしっかりと守らなければなりません

もも
もも

病院でも他の患者さんの記録が見えるようにしてはいけないよね!

感染防護グッズ

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こちらはビニールエプロンビニール手袋。どちらも使い捨てです。

利用者さんのところへ到着したら必ずこのエプロンをしてお邪魔します。次の利用者さんのところへも行くので、自分が感染の媒介者にならないように注意しなければなりません。

一利用者さんにつき一エプロンです。

ビニール手袋もたくさん使います。おむつ交換をしたり、傷の処置をしたり活躍は様々。これも、感染を媒介しないための対策の一つですね。

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マスク一人の利用者さんの訪問が終わったら交換します。車にマスクの箱を積んでいるのですが、極まれに耳にかけるゴムひもが切れたり、汚染したりする可能性があるので、すぐに交換できるようにかごにも予備を入れています。

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袖付きエプロン・ゴーグル・ビニールキャップです。感染が疑われる利用者さんを訪問するときに使います。

世の中には様々な感染症があります。飛沫感染等のリスクがある場合にはしっかりと防護した格好でお伺いします。

これら感染防護グッズはすべて使い捨てです。もったいないですが、感染防護が目的なのでしっかりと交換することは重要なことです。

利用者さんは免疫力が落ちていることが多く、感染しやすい状態の方も大勢います。
看護師が訪問することで感染を広げるなんてことはあってはならないのでしっかりと対策をしていきます。

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消毒関連のグッズです。タッパーに入っているものはアルコール綿、ボトルのものはスプレー式の手指消毒薬です。

病院ではすぐに流水手洗いができますが、訪問看護では流水手洗いの回数が圧倒的に少ないです。

時々洗面所を貸してくださるお宅もありますが、よほど手が汚れない限りは洗面所をお借りしないことの方が多いです。そのためこまめに手をアルコール消毒する必要があります。

除菌シートは物品を消毒拭きするときなどに使います。

小道具類

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こちらは点滴関連のグッズです。緑色のゴムひものようなものが駆血帯、採血をするときに腕をしばるゴムですね。

右側の黄色いものが点滴用の針。通称サーフローです。血管に刺した後に内筒の針を抜き外筒だけを残します。外筒は柔らかい素材でできているので長時間留置していても痛みが少なくて済みます。

サーフローとは留置針の商品名です。サーフロー以外にも様々な種類の留置針があります。しかし一般的に留置針のことをサーフローと呼ぶ看護師さんも多いのではないでしょうか?

myuri
myuri

私もどんな留置針でもついついサーフローと呼んでしまいます。

ちなみに写真の留置針は紛れもなくサーフローです。

点滴は医師の指示のもと行います。点滴が処方されると、往診の病院の方から針や点滴の管などが
渡されることがほとんどなのですが、稀に足りなくなることがあるので念のために持ち歩いています。

サーフローの上にあるのはテープ類です。点滴の針やチューブを固定するときに使ったり、
透明のフィルムテープは床ずれ予防のために貼ることもあります。

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爪切りセットも必需品です。高齢になると巻き爪や、肥厚化したりと爪切りがとても
難しくなってきます。
引っ掛かりのない程度に爪切りやニッパーで切りつつ、やすりで整えます。

他にはメモ帳名刺入れポケットマニュアルも持ち歩いています。

特に名刺入れは、新規の利用者さんへ訪問するときに名刺をお渡しするので必需品です。

ポケットマニュアルは役立ち情報が満載なのですが、いざ訪問すると時間が足りなくてなかなかマニュアルで調べて…なんてことができていません。
もう少し余裕をもって働けるようになりたいなと思っているところです。

まとめ

今回は現役訪問看護師である私が、利用者さんを訪問する際に持ち歩いているグッズについて紹介しました。

  • 最低限だけど一通り看護を行えるグッズを持ち歩いている
  • 流水手洗いの回数が病院より少ないため感染管理に注意が必要

訪問回数を重ねることで、さらに必要な物品が出てくるかもしれません。自分が仕事しやすい環境を整えることが大事ですね。

myuri
myuri

私もいろいろ試行錯誤しながら自分なりの訪問グッズを考えていきたいです!

また新たな便利グッズに気が付いたらご紹介しますね!

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